ゴリミーブログ グルメ情報 スイーツ KIKI NATURAL ICECREAM:フードロスから生まれたオーガニックアイス 3 g.O.R.i 2021年02月28日 KIKI NATURAL ICECREAM:フードロスから生まれたオーガニックアイス 青果ミコト屋「Micotoya House」が手掛けた、ロスになるものを生かしたロスにならないアイスクリーム 店舗を持たないスタイルの八百屋を10年間営んできた青果ミコト屋が2月27日、横浜市青葉区に実店舗「Micotoya House」をプレオープンした。敷地内には、アイスクリーム店「KIKI NATURAL ICECREAM」が併設されてる。 KIKI NATURAL ICECREAMのアイスクリームは、八百屋の宿命である野菜や果物の売れ残り、規格外ゆえに出荷もされず畑に放置される野菜を活用。そのままでは廃棄となってしまう素材を利用したアイスクリームを提供している。 八百屋が手掛ける、ロスになるものを生かしたアイスクリーム。気になって仕方がなかったので、プレオープン初日に行ってきた。 自然栽培のものが中心とした野菜を豊富に取り揃える”街の八百屋” プレオープン初日のMicotoya Houseは大盛況。多くの人で賑わっており、アイスクリームだけではなく八百屋ならではの新鮮な野菜を買っている人が多く見受けられた。 青果ミコト屋が取り扱う野菜は、肥料・農薬を使用しない自然栽培のものが中心。スーパーによっては有機栽培(オーガニック)を取り扱っているところは増えてきたが、自然栽培は極めて稀だろう。身体への影響云々を何も気にすることなく、むしゃむしゃ頬張れる野菜が販売されているだけでも通いたくなる。 野菜はどれも巨大だった。大根に至っては、僕の娘たちの足よりも立派だった。 我が家も大量に購入。巨大な紅はるかをはじめ、数点購入した。 Micotoya Houseでは、できる限りのパッケージフリーと量り売り、ごみをゼロにする「ゼロウェイスト」を目指しており、野菜の包装紙はすべてプラスチックフリーだ。 KIKI NATURAL ICECREAMの美味しいアイスを通じて地球を救う なぜ青果ミコト屋は、アイスクリームを手掛けているのか。 我が家が購入したアイスクリームたち アイスクリームは製造から冷凍されたままの状態になるため、賞味期限を儲ける義務がないという。限りなくロスになりづらい商品だ。しかし八百屋にはロスはつきもの。食材の廃棄だけではなく、畑からから届くまでに費やされた、労力、時間、コストをすべてがロスになる。 さらに日本の厳しい出荷規格ゆえに、形、色、重さなどが基準に満たず、「規格外」として廃棄される野菜もある。その量は、年間150万〜200万トンとも言われている。 青果ミコト屋は、アイスクリームにすればロスや規格外を廃棄せずに利用できることに気付き、八百屋にアイスクリーム工房を併設するに至ったそうだ。 KIKI NATURAL ICECREAMの価格 KIKI NATURAL ICECREAMの価格は、1スクープが480円、2スクープが700円、3スクープが880円。キッズスクープは250円、グルテンフリーかつヴィーガンの自家製コーンは100円だ。 アイスクリームのフレーバー(メニュー) アイスクリームのフレーバーは、「酒粕と日本酒」「カカオマスとカカオニブ」「赤ワインの絞りかす」「いちごみるく・チョコチップ」「ごぼう」「ほおずきミク」「ハニーローズ」「月桂樹とオリーブオイル」の8種類が用意されていた。すべてロスになるもので作られているとは思えないほど、多種多様なメニューだ。 「酒粕と日本酒」と「カカオマスとカカオニブ」 「赤ワインの絞りかす」と「いちごみるく・チョコチップ」 「ごぼう」と「ほおずきミルク」 「ハニーローズ」「月桂樹とオリーブオイル」 我が家が購入したのは、「ごぼう」「いちごみるく・チョコチップ」「酒粕と日本酒」「ほおずきミルク」の4種類。 「いちごみるく・チョコチップ」は老若男女問わず喜ばれる味。シンプルに美味しかった。珍しいフレーバーにチャレンジする勇気がなければ、いちごみるくを選んでおけば間違いないだろう。「ほおずきミルク」は南国のフルーツのような独特の味で、さっぱりな味わい。マンゴーに似ていた。いちごみるくとの組み合わせも良かった。 「ごぼう」は完全にごぼうだったが、苦味がない”甘いごぼう”を食べているような気分だった。僕なら自分では買わないが、妻は「次回も食べたい」と気に入った様子。「ごぼうの香りが鼻からふわっと抜けて、完全にごぼうなんだけど嫌な泥臭さみたいなのはない」と熱く語っている。 「酒粕と日本酒」は、今回食べたメニューの中で予想外の美味しさだった。チーズケーキのような濃厚さがあり、大人に人気がありそうだ。 環境問題は、多くの人が想像しているよりもずっと深刻だが、人間が行動を変えるのはそう簡単なことではない。青果ミコト屋は、アイスや野菜を通じてフーロドスや気候変動などについて、「美味しく、カジュアルに、気負うことなく、伝えられる」としている。 僕たちが伝えていきたいのは、自然栽培のことや種採りのこと、フードロスのことだったり、世界を揺るがす気候変動のことだったり、美しい地球が根底から危機にあることだったり。 ですが、それを野菜を通じて伝えると、ちょっと堅苦しくなったり、説教じみて聞こえたりすることもあるのです。 それがアイスを食べることの延長線上にあることで、美味しく、カジュアルに、気負うことなく、伝えられるのではと考えています。 美味しいアイスを食べているだけなのに、地球にちょっといいことをしている。それぐらい無意識にできるエコ活動のほうが、かえって地球に効果があるかもしれない。 HAVE A NICE DAY