ゴリミーブログ ブログ運営 週刊ゴリミー:Appleは2019年、”本当にやるべきこと”をしっかりやった 8 g.O.R.i 2019年12月01日 週刊ゴリミー:Appleは2019年、”本当にやるべきこと”をしっかりやった 要約:世間が必要以上に薄さと軽さを追求することを求めていないことにようやく気づくことができた 「週刊ゴリミー」は、ゴリミー管理人のg.O.R.iが思いついたトピックについて思いのままに語るコーナー。支離滅裂だったとしても、そんなことは気にしない。g.O.R.iの脳内のデトックスだと思ってお付き合いください。 今回のテーマは、Appleがユーザーの意見や要望に対して耳を傾けて取り入れた、ということについて。 Appleは、自分達の中で「こうあるべき」をハードウェアに落とし込む傾向がある。例えば、「iPhoneにヘッドホン端子は不要だ」と決め、ヘッドホン端子を廃止。「SDカードスロットは時代遅れ」と判断し、MacBookシリーズのポートをすべて「Thunderbolt 3」に切り替えた。 もちろん忘れてならないのは、「薄くない製品は製品にあらず」と言っても過言ではない、薄さに対する尋常ではないこだわり。電池持ちよりも薄さ、機能性よりも薄さ、使い勝手よりも薄さ。そういう理念があるように見えてしまうほど、薄さに取り憑かれた企業だった。 ところが、2019年はそれが少し変化した年だったように思う。今年は”本当にやるべきこと”、つまりユーザーが常に求めていたものを正しく汲み取り、それをハードウェアないしソフトウェアに反映する、ということに成功した気がする。 電池持ちが飛躍的に伸びたiPhone 例えばiPhone 11シリーズのうち、iPhone 11 Proシリーズは電池持ちが飛躍的に伸びた。iPhone 11 Proは「iPhone XS」と比べて4時間も長くなっていて、ガツガツ写真を撮りまくっていても1日電池が持つ。素晴らしい進化を遂げた。 iPhone 11 Proは「iPhone XS」よりも11g重く、厚さも0.4mm厚くなり、iPhone 11 Pro Maxは「iPhone XS Max」よりも20g重く、0.4mm厚くなっている。Appleは重さと厚さを増す代わりに電池持ちを伸ばした。 【関連】AppleはiPhoneを分厚くして電池持ちを伸ばした、次はApple Watchでも同じことをしよう 「薄くしなくて良いから電池持ちを良くして欲しい」という要望はここ数年間、常にどこかしらで指摘されていたが、iPhone 11シリーズではその願いが叶った。厚みを増してカメラの突起を消して欲しい、という要望には答えきれなかったものの、昔に比べるとカメラの突起は目立たなくなったと感じる。 iPhoneの魅力的な機能を使うためには、当たり前のように電池持ちが持たなければ意味がない。手で持つデバイスである以上、薄さと重さは重量だが、どちらも必要以上に追求する必要はないと僕は思う。 iPhone 11 Pro レビュー | ゴリミー ゴリミー 信頼できるキーボードと価格に見合うパフォーマンスが発揮できるMacBook Pro Appleは2016年のMacBook Proを発表して以来、プロユーザーから次々と見放されていった。僕自身の限られた観測範囲内でしかないが、海外YouTuberにおいては根気強くAppleのマシーンを使い続けている人もいる一方で、早々に見切りをつけてWindowsラップトップやデスクトップに切り替えた人も少なくない。 その要因として1つ考えられるのが、Adobe。すべてが「Creative Cloud」というクラウドサービスになり、事実上、MacだろうとWindowsだというと自分のやりたい作業ができるようになったことの影響は大きいはず。価格に見合うパフォーマンスが発揮できないのであれば、わざわざ買う必要がないと判断するのは当然のこと。 そこで16インチモデルが発表された。実際にユーザーから意見を吸い上げて反映させたとApple自身も明言している。 信頼性に欠けるキーボードをまともに打つことができるキーボードに変更し、排熱構造を見直して想定どおりのパフォーマンスが発揮できるようになった。Touch Barは残ったが「esc」キーは物理キーになり、矢印キーも逆T字型に戻った。 電池持ちも伸び、ディスプレイサイズも筐体サイズをほとんど変えずにさらに大きくし、厚さも増し、重さも170g増えた。プロユーザーにとって薄さや軽さよりも、高負荷作業をいつでもどこでもこなすことができるパフォーマンスの方が重要であることにやっと気づくことができた。 かつて築いていた「プロユーザーはMac」というブランドを取り戻すことができるかもしれない。 MacBook Pro(2019) 16インチ レビュー | ゴリミー ゴリミー 拡張性の高いMac Pro 今月中に発売予定となっている「Mac Pro」も、本当にプロユーザーが必要としているマシーンに戻っている。2013年に発表した「Mac Pro」は美しかったものの拡張性に欠けていた。2019年モデルは円柱形のデザインから従来の「PowerMac G5」に似たタワー型のデザインを採用し、ユーザー自身が自分のニーズに応じてパーツを入れ替えやすい構造になっている。 もちろん、スペックも超モンスター級で、最上位のスペックを選んだ場合は通常の電源では電力不足になる場合もあるとのこと。 16インチ型MacBook Proと同じようにユーザーからのヒアリングを行ったと伝えられていて、実際にターゲットとしているユーザーが本当に必要なマシーンを作り上げている。洗練されたデザインを犠牲似することなく、プロが求めている使い勝手を実現している。 6KディスプレイPro Display XDRも長年プロユーザーから要望の多かったApple製ディスプレイとして登場。最新技術を盛り込み、プロの現場で必要とする仕様を驚くほどリーズナブルな価格帯で提供したことには業界も盛り上がっていた(僕には無縁の業界でよく分からなかったが、すごいことだということは理解した)。 iPad Proを「ノートPCの代わり」と言えるようにするための機能 これはハードウェアではなくソフトウェアの話だが、iPadOS 13でAppleはiPad Proを筆頭に”iPadシリーズのノートPC化”を進めることに成功した。 例えばブラウザのUIがモバイル版ではなくMacやPCと同様のUIが表示されるようになった。ダウンロードマネージャーも追加され、ファイルアプリとの連携も大幅に強化された。マルチタスク機能も改善され、複数アプリの行き来や同時表示がしやすくなった。 何よりも喜ばれているのは外部ストレージのサポート。カメラで撮影した写真をいちいち「写真」アプリに入れることなく直接編集アプリに移して編集することもできるようになった。ポータブルSSDなどからファイルを行き来させることもできるようになっている。 これまでiPadは「iPhoneの画面を大きくしただけのデバイス」でしかなかったが、ようやくiPadOS 13のリリースでiPhoneとMacの隙間を埋めるデバイスとして形が見えてきたような印象を持っている。 iPadOS 13にアップデートしたらすぐに試したい、iPadを便利にしてくれる新機能20選 ゴリミー